2017.05.21
Dig the Chocolate

今やBean to barという響きも珍しくなくなってきた今日このごろですが、
そんな中でもUNWINDのスタッフが「これは?!」と感動したチョコレートがあります。
世界で一番小さなチョコレート屋さんという肩書をもつ
「カカオラボ北海道」さんのチョコレートです。
毎週金・土14時~16時の週4時間営業というとんがりっぷり。
それもそのはず、オーナーの鈴木さんが原材料の買い付けから、加工、製造、梱包まですべてご自身でされているのです。
お店に行くと3人入ったら身動きとれないような本当に小さなスペース。
丁寧に作られたチョコレートと、材料買い付け時の現地の写真が並んでいました。
こちらのチョコレートは有機やフェアトレードのカカオをオーナー自らが選別。
産地ごとの特徴に合わせたローストを行い、一番香り高くカカオ本来の味が楽しめるよう精錬されているのです。
香料・保存料・乳化剤など余計なものは一切入れていないとのこと。
噛んだときに口の中で感じる食感は新しく、擬音でいうと「しょりっ」というところでしょうか。
その触感こそがポイントで、粒子を細かくなめらかにしすぎてしまうと香りや味が逃げてしまうようなのです。
確かにここのチョコレートは噛めば噛むほど味や風味が変わっていき、
チョコレートって元々はフルーツの種だよね、と思い出させてくれる新しい感覚のチョコレートです。
そしてこのチョコレート、驚くほどワインと合うんです。
一般的なものより粒子が粗いからか、粒子の間にワインが入り自然と合わさっていきます。
ワインもチョコレートも原材料はフルーツ。
そして発酵という過程を経て素材の味を引き出している似た者同士なのです。
上にも記した用に特にこのチョコレートはその味を最大限に活かした加工をしているので、フルーティだったり、すこしスパイシーだったり自然な風味が楽しめます。
なのでワインが5倍も10倍も美味しく感じるチョコレートなのです。
長くなりましたがそんなチョコレートをUNWINDの10階にあるBar Ignisで始めました!
Dig the chocolateというメニュー名です。
大地の恵みから掘り出してきたよ、という意とチョコレートの知識を深掘る意味、
あとは単純にシャベル型のスプーンが可愛くて使いたかった、といういきさつです。
時期によって種類がかわりますが、3種類を食べ比べできるプレートになっています。
ぜひ味わいに来て下さい。チョコレートの概念がきっと変わります!
BAR IGNIS 一般営業時間:19時半~23時半
〒064-0808 北海道札幌市中央区南8条西5丁目289−111
UNWIND HOTEL&BAR 10F
